理学療法士の先生の発達評価が、重度から、軽度に変わりました(軽度発達障害2歳)

 当所に来られた最初の頃は、重度発達障害の評価でした。1歳過ぎで、首が据わっておらず、ぼんやりとうつろな眼をして、寝たきりでした。言葉は全くわからず、もちろん言葉は全くありません。手もいつも握りっぱなしで、開きませんでした。
 それが、トレーニングを始めると、毎週、新しい事が少しづつ出来るようになりました。まず、1週間後には、小児科医の先生から、首が据わったと、言われました。その後も、次第に表情が豊かになり、ニコニコ笑うようになり、最近は、声を出してよく笑います。身体も次第にしっかりしてきて、寝返りができるようになり、お座りができるようになり、最近では、お座りしたままで、ボール遊びができます。今では、両手を持ってあげるだけで、自分で足を出して歩き回るのが大好きです。
 音声も次第に出てきて、いろんな発音ができるようになり、今では、言葉の真似が上手で、時々新しい言葉や音声も出ます。言葉の理解は大変良く、「?して」と言うと、すぐ行動してくれる事が多くなっています。日本語がよく通じます。1ヶ月ぶりに、言語聴覚士の先生が、見て下さり、○ちゃんの、言葉の理解が大変良いのと、いろんな発音ができるようになっているのに、大変驚かれたそうです。
 手も握りっぱなしだったのが、今では、開いて良く動かせるようになり、かなり自由に動かせます。右でも左でも、ピース(チョキ)もできます。
 最近では、理学療法士の先生から、「○ちゃんは、軽度だから。」と、言われるようになりました。○ちゃんのこれまでの成長は、奇跡とも思われるくらいすごい成長ぶりです。今後の成長が益々楽しみです。脳力開発研究所

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お友達と一緒に楽しく遊べるようになりました(自閉症5歳)

 小さい頃から、よく知っている健常児のお友達なのですが、これまでは、一緒にいても、一緒に遊べませんでした。お友達が、本児に話しかけたりして関わろうとしてくれても、本児のほうが、お友達の誘いに応える事ができないので、その場にいても、別行動になってしまっていました。
 それが、最近、ママ同士がお話していると、本児がそのお友達と一緒に楽しそうに遊んでいます。(ママより)
最近の本児は、言葉の理解が大変良くなってきているので、ママや他の人とも言葉だけで指示を聞けます。また、言葉の理解だけでなく、その場の状況もちゃんと解って行動できるようになっています。他の人とコミュニケーションがとれて、自分で判断して、状況に合った行動ができる事が多くなっています。
 お友達とも、楽しく遊べるようになってきて、毎日の生活が益々楽しそうです。脳力開発研究所

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数を数えるのが大好き(軽度発達障害4歳)

 これまでも、数を数えるように少しづつトレーニングしてきましたが、自分からすすんで数えようとする事は、あまりありませんでした。それが、最近になって、数えるのが大好きになりました。毎日、冷蔵庫の中に入っているヨーグルトを、取り出してきて、ママに声を出して数えるように促して、一つずつ丁寧にヨーグルトを押さえて、最後の数を、「5」とか「9」とか真似して言います。10以上の数を押さえる時もあります。数を数えるのが、最近の本児のブームです。(ママより)
 数の概念が発達してきた証拠です。数の概念が発達してくると、昨日、今日、明日が解るようになったり、「?の後で??しようね。」さらに、「?なので、??になるよ。」とかいう意味を、しっかり理解できるようになります。
 最近、本児とのコミュニケーションが、以前にも増してよくとれるようになったのは、言葉もよく出てきているのと同時に、思考力が向上している事も大きく関与しています。今後の成長が益々楽しみです。脳力開発研究所

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新しい言葉も少しづつ出るようになって、可愛い笑顔で、みんな癒されます(ダウン症4年生)

 ○ちゃんは、いつもニコニコととっても可愛い笑顔で笑いかけてくれるので、周りの人達も○ちゃんに笑いかけられると、自然に心穏やかに、そして、心暖かくなって、癒されます。
 先日は、ママと一緒に、電車に乗ってお兄ちゃんの授業参観に行きました。電車のアナウンスを聞いて、「着いた。着いた。」と言って、降りようとしましたが、まだ、降りる駅ではなかったので、ママが、「まだよ。まだ、降りないのよ。」と、言うと、戻ってきました。また、アナウンスの丁寧な言葉に、「は?い。」と、可愛く手を挙げて返事しました。すると、それを見ていた幾人もの人達が、にこやかに微笑んでくれました。
 お兄ちゃんの授業参観では、他のお母さん方といっしょに、教室の後ろに立って、大体ず?っとおとなしくしていられました。一回だけ、後ろの空いている椅子にちょっと座ろうとしたので、ママが、「ダメよ。」と、小声で合図すると、座らずに戻って来ておとなしく立っていました。
 授業が終わって教室のみんなの緊張がとけた時、みんなが○ちゃんの所に集まってきてくれました。「△君の弟、かわいいね!」と、言いながら、○ちゃんに、いろいろ話しかけたりして遊んでくれました。家で、普段○ちゃんが、おしゃべりしていると、「うるさい」とか言ってるお兄ちゃんも、猫なで声を出して、「○ちゃん、こっちにおいで?。」とか言って、自慢の弟を、お友達に紹介していました。
 ○ちゃんは、発語も少しづつ出ていますが、言葉の理解は、かなり良くできます。今や日常会話は良く理解していて、言葉で言うと、ちゃんと行動してくれます。また、集中力もかなりのもので、当所では、1時間ず?っと椅子に座ったままで色々な事を次々と学習しています。学校でも、先生が驚く程落ち着きと集中力があり、長い絵本でも、ず?っと集中して見入っていると、先生も褒めて下さっています。
 今や、コミュニケーションも良くとれるようになって、聞き分けも大変良く、注意するとちゃんと聞いて直してくれます。「最近、○ちゃんの言葉の理解が大変良くなり、いろんな事を理解して行動してくれるので、とても助かります。そして、いつもニコニコとっても可愛い○ちゃんに癒されます。」(ママより)脳力開発研究所

 

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発音できる音声の種類が増えてきました(発達障害2歳)

 発音できる音声の種類が少しづつ増えています。これまでにも、おばあちゃんの事を「バ?バ?」と、言えていましたが、最近、おじいちゃんの事を「ジ?ジ?」と、言うようになりました。さらに、おじいちゃんとおばあちゃん両方がいると、必ず、「ジ?ジ?」「バ?バ?」と、両方とも言います。「ジ?ジ?」「バ?バ?」と、両方言うと、おじいちゃんもおばあちゃんも、余計に大喜びしてくれるのがわかっているで、必ず、「ジ?ジ?」と言うと、すぐ後に「バ?バ?」というそうです。本児なりに気を使っているようです。
 ひらがなにも興味津々で、ひらがなを読んで貰うのが大好きで、時々真似て音声を出します。「ア?」は、一番得意で、「あ」の文字を見つけると大喜びです。ママが抱っこして、歩いていると、突然、「ア?」と、指差すので、何かと思うと、信号の所に「あ」の文字を見つけて、「ア?」と、何度も言ったそうです。教室でも、「あ」の文字を見つけると大喜びで、「ア?」と、指差します。
 他にも、葡萄の絵を見て「ブ」、「や」を見て「ヤ」とか、模倣したり、自分から言える発音の種類が増えてきました。
                         脳力開発研究所

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ママがお料理を作るのを楽しみに見ています(軽度発達障害4歳)

 最近、言葉を使ってコミュニケーションをとれるのが、楽しくって、自発的に言葉を使おうとします。
 特に「これ」と、指差すと、「これは何?」という意味と、「これ、したい。」「これ、見たい。」等という意味合いで、いろんなことが伝わり、便利なので、しょっちゅう「これ」と、指差すようになっています。
 他にも、いろんな言葉を言って、自分の言葉が伝わるのが、楽しくってたまりません。いろんな言葉を次々言おうとしており、新しい単語全部言えたり、一部だけ言えたりします。最近では、教室に来る度に新しい言葉を言えるようになっています。
 また、周りの状況把握も大変良くなっており、そしてまた、じっくりと人のする事をよく見ています。特に、ママがお料理しているのを見るのが大好きで、いつもママのする事をじ?っと見て、監視しています。カレーが大好きで、ママの料理の過程をじっと見ていて、お野菜を切って鍋に入れていると、期待に胸を膨らまし、最後にカレー粉が入ると、大喜び。しかし、途中までは、お野菜を切って鍋に入れたり、カレーと同じ工程なので、期待に胸を膨らまして見ていても、最後に酒粕が入ると、ガッカリ。解っているけど、いつも○ちゃんの好きな物ばかりも作れないしね??(ママより)
 本児は、いろんな事を益々よく解ってきて、状況に合った行動をよくとれるようになってきています。また、言葉も発達してきて、言葉で伝えようとするので、周りの人も本児の気持ちが良く解るようになってきて、そして、本児も他の人の言う事が益々良く理解できるようになってきました。本児もパパもママも、毎日の生活が益々楽しそうです。 脳力開発研究所
 
 

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一人で電車通学できるようになりました(ダウン症中学2年生)

 今回、本児の第一声は、「先生、私、学校に、一人で電車で行ってるの!!」でした。
 以前は、自宅から養護学校まで、学校専用の通学バスで、通学していました。しかし、通学バスの中では、靴が突然飛んできたり、バスを待っている間も、いきなり押されたり、いろいろあります。(障害児は、障害が有る為に、先生や保護者が、いくら一生懸命注意しても、全く聞けず、困った事を全然直す事ができない事がよくあります。)
 本児は、これまで我慢してバスで通学していたのですが、昨年末に、バスではなく、電車で通学したいと強く希望するようになりました。駅の名前も、「覚えている。」と、言いつつ、自宅近くの駅だけは、知っていたのですが、学校までの通過駅と、降りるべき駅名は、全く覚えてなかったので、駅の名前と順序を漢字で教え始めました。毎回、駅の名前を漢字で書いていると、間もなく全部覚えました。
 また、本児は、以前から、時計も完璧に読めるし、時間の幅も、「後何分で何時何分になる」とか、5分、10分の幅なら、すぐに解るようになっています。近隣の電車に、一人で乗り降りできる能力は、既に備わっていると思います。
 また、昨年末から、お母さんに付き添ってもらって、学校まで、電車で通学始めました。今年に入ってからも、最初はお母さんに付き添ってもらって電車通学していました。一人で通学するには、学校の許可がないと、できません。
 最近、学校から、「一人で電車通学しても良い。」と、許可がおりました。そこで、今は、一人で電車通学できるようになりました。毎日、一人で電車に乗って、学校の近くで降りて、元気に楽しく学校に行っています。
 すごいね??!!○ちゃん!!脳力開発研究所
 

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言葉が少しづつ増え、よく笑うようになってきました(発達障害3歳)

 最初の頃は、発音できる音声もほとんど無く、言葉は全く有りませんでした。表情も乏しく笑顔は、見られませんでした。それが、トレーニングを始めると、次第によく発声するようになり、発音の種類も増えてきて、また、しょっちゅう喃語でしゃべるようになってきました。
 今では言葉も出てきて、今回は、新幹線の事を、「カンカン」、滑り台の事を「ブ?ブ?」、猫を「ニャ?ニャ?」と、言うようになりました。
 表情も良くなってきて、これまでに見られなかった表情豊かな可愛い笑顔を見せてくれるようになりました。家でも、大変よく笑うようになって、時には、凄く楽しそうに声をあげてゲラゲラ笑い転げる事もあるそうです。これまでは、全く無かったことです。(ママとパパより)脳力開発研究所

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肩を支えたら、歩けるようになり、知性も向上しました(発達障害2歳)

 当初は、首も据わっておらず全く寝たきりでしたが、間もなく首も据わりその内にお座りが出来るようになり、最近は、支えてもらって歩くのが大好きです。足はかなり発達して両足とも代わる代わる大きく上げます。少し前までは、足はかなり発達しましたが腰がまだ弱く、腰を支えてあげると、少しづつ自分で足を前に出して歩ける状態でした。
 今回は、腰もかなりしっかりしてきて、足もさらに強くなり、ママが肩を支えてあげるだけで、本児は、自分で足を大きく上げて、腰は、多少グラグラしながらも、自分の力で腰も調整しながら、とっても楽しそうに、部屋の中をあちこち歩きまわりました。
 知性も、急激に向上しており、興味の有る物は、とてもじっくり見ます。ひらがなにも興味を持ち始めました。「あ」の文字を見つけると、いつも「ア?」と、発音します。今回は、「そばな」の「ば」に興味津々で、ず?っと「ば」を見ながら、何度も「バ?」と、発音していました。他のひらがなにも大変興味がでてきて、全てのひらがなを、大変熱心に見ていました。
 指先も不器用で、最初の頃は親指を握ったままで手を開かない状態でしたが、次第に手を開く事が多くなり、さらに器用になってきました。今では、右、左同時に人差し指を出して、指差したり、右手で2本指を出してピースしたり、「頑張って」と、2本の指を絡ませたりする事が出来るようになっています。
 今後の成長が、益々楽しみになってきました。脳力開発研究所

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偏食が少しずつ軽くなってきました(発達障害6歳)

 幼稚園に行くまでは、何でもよく食べていました。障害児教育の専門家の強いすすめもあって、普通の幼稚園に通う事になりました。しかし、言葉も全く理解出来ず、勿論発語も無く、情緒も不安定であった本児にとって、健常児と一緒に幼稚園で過ごす事は、かなりストレスだったようです。
 幼稚園では、園の先生方が、一生懸命本児が出来る事を少しでもさせようと努力して下さいましたが、先生が熱心にさせようとすればするほど、本児にストレスが溜まってきました。
 本児は、幼稚園の門を入るのを、泣き叫んで両手両足で拒んでいました。そして、幼稚園では、園に入ってからお帰りまで、ほとんどず?っと泣いていました。泣きつかれて眠っていると、「寝かしてはいけません。」と、園の先生に起こされました。お母さんは、堪え難い気持ちでそれを見ているしかありませんでした。
 お母さんは、一部始終を見ていて、いたたまれない気持ちでした。しかし、本児は、普段から、不機嫌な事も多く、言葉も全く喋れず、また、障害児教育の大学教授からも、「何を置いても、集団教育に入れないといけません。」と、強く指導されていたため、お母さんは堪え難い気持ちを抑えて、本児を毎日幼稚園に連れて行き続けました。障害児を集団の中に入れるように勧めるのは、障害児教育専門家として常識です。
 幼稚園では、泣いてばかり。数ヶ月すると、本児は、それまで何でも食べていたのが、少しづつ、いろんな物を食べるのを拒否するようになり、ご飯も食べなくなりました。体重も減ってきました。理由も無く泣きだして、癇癪もかなりありました。それを見ているしかないお母さんのストレスも大変なものでした。いつ欝になってもおかしくない精神状態だったそうです。
 幼稚園も善かれと思って、健常児に対するしつけを、頑張って熱心にしてくれたようですが、本児にとっては、大変難しく厳しい事になりました。
 そんな時に、たまたま当所に行き当たりました。私は、お母さんのお話を聞いて、本児が、いろんな物を食べられなくなったり、体重が減ったりしているのは、幼稚園の教育方針が本児に合わない事によるストレスであろうと直感しました。そこで、その幼稚園を止めるように勧めました。お母さんは少し躊躇されましたが、幼稚園を止めました。そうすると、ストレスが減ってきて、少しづつですが、いろんな物を食べられるようになってきました。しかし、元のように食べるようになるには、かなり時間がかかります。今もまだ、ご飯が食べられません。
 幼稚園で辛い思いをしている間は、本児は、当所に来ても、玄関で部屋に入るのをひどく嫌がっていました。子供さんにとって、自宅以外のところで先生っぽい人がいるという意味で、幼稚園と当所を同じように思うようです。しかし、幼稚園を止めると次第に落ち着いて来ました。ニコニコして部屋に入ってきて、笑顔も見せるようになりました。
 今では、いつも可愛い笑顔で部屋に入って来て、トレーニング中も、しょっちゅう、とびっきりの笑顔で、父ちゃん、母ちゃん、私を、魅了し続けています。そして、私たち大人は、いつも本児に癒されています。有り難うね。○ちゃん。
                脳力開発研究所

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