漢字も少し読める様になりました(軽度発達障害4歳)

 ひらがなは、以前から読めており、最近は、漢字にも興味を持って少しずつ読めるようになりました。ひらがなで書かれた本は、自ら読む様になり、自分で絵本を読むのが大好きです。
 また、漢字を書く事にも興味を持つ様になって、漢字も書きたがります。
お話も上手になり、その場の出来事では無い事も、他者に解り易く説明できるようになっています。
 数字も、前から何番目とか、後ろから何番目とか、大体正しく答えるようになりました。
 今後の成長が楽しみです。
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ニコニコ笑顔が素敵で、大人気です(肢体不自由5歳)

 ニコニコ笑顔がとっても素敵なので、みんなから大人気です。初対面の小学校の校長先生にも、「この子の笑顔は、すごく素敵ですね、こんな笑顔の子見た事無い。」と、おっしゃって下さり、気分を良くした本児は、校長先生と支援学級の先生の質問に、ばっちり的確に答えました。
 肢体不自由ですから、まだ、歩けません。手も健常児の様に自由に動きません。ことばも、まだ、明瞭にハキハキ言えません。しかし、質問されると、とても良く理解して、ゆっくりした話し方ですが、正確に答える事ができました。
 学校の先生は、とても感心した様子でした。何せ、まだ、歩けないのですから、お母さんは、学校では、いつもついていないといけないのかなあと、心配していました。
 しかし、学校の先生は、とっても良い笑顔で良く言葉を理解できる本児の様子を見て、「お母さんは、何も心配する事ないですよ。学校のほうでちゃんとしますから。」と、おっしゃって下さいました。お母さんは、とっても安心しました。
 現在、保育園に通っていますが、保育園でも大人気です。いつも本児の周りに健常の子供達が来てくれていて、いっしょに遊んでくれます。工作の時間には、みんなが本児の世話を焼いてくれすぎるので、保育士の先生が、みんなに、あまり世話を焼きすぎないように注意しているそうです。最近は、数名のお友達から、お便りも貰いました。
 運動会でも、全ての競技に参加させて貰いました。(サポート付き)いつもとびっきりの笑顔で一生懸命取り組むので、それが、また、可愛いです。お友達のお母さんが、「あんまり可愛いので、○ちゃんをビデオに撮っちゃいました。」
 毎日、とっても楽しく保育園に通っています。今後の成長が楽しみです。
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言葉かけに応えるようになりました(遺伝子障害4歳)

 最初の頃は、お母さんでも兄妹でも、誰が何を話しかけても、全く反応がありませんでした。そして、力なく、弱々しい声でよく泣いていました。目もうつろで、人にも物にも焦点が合わず、何を見ているのか解らない状態で、ぼんやりしていました。
 トレーニングを始めると、最初の頃は、目もうつろな状態で泣いてばかりいましたが、次第に焦点が合うようになりました。3ヶ月も経つと、人をしっかり見詰める様になりました。
 今では、言葉掛けにも応えるようになっています。ご飯を食べる時も、お母さんが「頑張って食べて。」と、言うと、頑張って食べるそうです。「待っててね。」と、言葉をかけると、じっと待っています。状況判断もできるようになってきました。今後の成長が楽しみです。
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集中力が向上しています(ダウン症1年)

 一つの事集中して物事を行う時間が長くなってきました。学校でも、先生から、「好きな事だったら、長く集中して取り組めるようになったね。」と、言われました。(お母さんより)
 教室では、一つの事に集中して取り組めるとともに、多動も軽減してきており、最初の頃より、走り回る事が少なくなっています。
 また、音声もこれまでよりも、少し明瞭になっており、聞き取り易い音声が増えてきました。
 今後の成長が楽しみです。
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腰を曲げて挨拶できるようになりました(自閉症4歳)

 最初の頃は、歩く人形のようでした。全く音声を発せず、自己主張も無く、他の人にされるがまま。逆に言えば、とてもおとなしくて、1時間中でも、じっと椅子に座っていました。
 ところが、発達してくると、声をよく出すようになり、じっと座っているのを嫌がりだしました。最近は、自己主張も強くなり、多動です。同時に、お兄ちゃんの仕草を真似たり、少しだけですが、音声を真似する事ができるようになりました。そして、帰りには、お母さんに、「先生に、ありがとうは?」と、言われると、まだ、声は出ませんが、両膝と腰を少し曲げて、少し頭を下げて、さよならの挨拶ができるようになりました。
 小さな一歩ですが、確実に成長が見られます。今後の成長が楽しみです。
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文章を模倣して言えるになりました(肢体不自由5歳)

 これまでは、単語の模倣は、次々と模倣して言えていたのですが、最近、文章全体を模倣して言う事ができるようになりました。
 また、目の前にある物、目の前の事を自発語でお話するだけでなく、過去にあったことを、その場を見てない人にも良くわかる様にお話する事が出来る様になりました。以前は、ママが、補足説明をしてくれて、やっと以前の出来事を把握できたのですが、最近は、本児の語る説明だけで、その場を見ていない私も、その場の状況を理解できるようにお話してくれます。その際、助詞も的確に入れてお話出来ます。
 最近、言葉が益々発達しています。今後の成長が楽しみです。
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自転車大好き(自閉症6歳)

 最近、自転車に駒無しで乗れる様になりました。そして、楽しくて、毎日、学校から帰ったら、びゅんびゅん飛ばしているそうです。自宅から教室までは、かなりの距離がありますが、教室まで自転車で来たいと言っています。
 今、学校では、繰り上がりのある足し算を習っています。これは、完璧に出来る様になっていますので、教室では、学校で習うより少し早めに、繰り下がりのある引き算を教えています。大人の眼から見ると、繰り上がりの足し算ができたら、繰り下がりの引き算も同じだろうと思うようですが、本人にとっては、かなり難しい事です。
 具体的にゆっくり教えていますが、何問も解くうちに、疲れて混乱してきて、解らなくなって泣いてしまいました。お母さんと共に、「まだ、習ってないのだから、泣かなくて良いのよ。」と、言うと、納得して泣き止みました。解らなくなって悔しかったようです。本児の能力があれば、繰り下がりの引き算も、慣れてくるとちゃんと出来る様になってみんなと一緒について行けると思います。
 親御さんと共に、暖かく見守りながら、学校にしっかりとついていけるようにリードしています。
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つたい歩きをするようになりました(遺伝子異常4歳)

 ず?っとハイハイばかりだったのですが、運動機能が少しずつ向上していました。ある日、お風呂で湯船の中で、伝い歩きをするようになりました。最初は、お風呂の中だけだったのですが、慣れて来ると、部屋の中でも伝い歩きが出来る様になりました。
 最近、湯船の中で、一瞬両手を離して立つようになりました。湯船の中で立つ頻度が少しずつ多くなっています。その内に、部屋の中でも、両手を離して立てるようになると思います。親御さんと共に、とても楽しみにしています。
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ひらがなを読むのが上手になり、漢字にも興味を持っています(軽度発達障害4歳)

 ひらがなを読むのが上手になりました。ひらがなで書いてある絵本を読むのが好きです。漢字にも興味を持っていて、いくつかの漢字を読めるようになりました。
 数字も20くらいまで数える事が出来て、簡単な足し算や引き算も具体物を示せば理解出来る様になってきました。
お話も上手になり、少し先の予定を話せるようになりました。今後の成長が楽しみです。
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知性、情緒とも、追いつきました(広汎性発達障害2年生)

幼児期は、ペラペラ喋れるので、検査を受ける事も無く、普通だと思われていました。小学校に入ってから、教室に45分間座って授業を受ける事が出来ず、毎日、途中で教室を逃亡し、トイレに入ったまま、給食の時間まで出て来ないような事がしょっちゅうありました。
 小学1年生の勉強にもま全く付いて行けず、1学期を終わっても、ひらがなも読めず、勿論書けず、学校の先生から、特殊学級に入る様に勧められました。
 2学期になってから、専門医院で発達検査を受けたところ、知性も低広汎性発達障害と診断されました。
 その頃、当所のトレーニングを受けるようになりましたが、最初は、勉強を嫌がったり、部屋から出ていこうとしたり、なかなか大変でした。
 1年生の終わりでも、まだまだ健常児との差は大きく、情緒もかなり不安定であるし、知性も、健常児とはかけ離れて低く、とても追いつけそうに無い状態でした。従って、複数の学校の先生からも、「本人の為にも、是非とも支援学級に行った方が良いです。」と、大変強く言われました。
 しかし、私が見たところ、少しずつ知性が向上しているのが解っていたので、お母さんにそのように助言しました。すると、お母さんは、2年生も普通児クラスに入れて頂ける様に、先生に一生懸命お願いしました。
 そのようにして、何とか2年生も普通児クラスに入れて頂いて、学校の授業を先取りして教えていく内に、少しずつ、知性が向上してきました。2年生の3学期には、学校の総合テストで算数100点国語90点採れる程になりました。
この頃には、情緒も、すっかり安定しており、授業中に逃亡する事は、無くなっていました。
 お母さんは、もの凄く歓んで、私に見せてくれると共に、最初に広汎性発達障害であると診断した医師に、そのテストを見せに行きました。すると、その医師は、「この子は、元々広汎性発達障害では無かった。」と、自分の診断を自分で否定しました。
 障害児の専門家として、広汎性発達障害が健常児に追いつくという事は、有り得ないのです。
「発達障害が、健常児に追いつくという事は、有り得ない。」
これが、医師と障害児教育に携わる教育者とか、障害児の専門家の常識です。
しかし、本児の実例は、優れた教育を行えば、これまでの常識を超える事も有りうる事を示しています。
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