本児は、2歳頃からず?っと通園施設に通って療育を受けていますが、しょっちゅう怒り泣きがあり、身体が大きくなり、益々声も大きくなり、力も強くなっており、しかも、超多動で足が達者なので、どこに走っていくか解りません。お母さんも施設の先生も、怒り泣き暴れが始まると、大泣きして暴れる本児を抱えるようにして押さえ込むのに精一杯でした。
療育の先生が何を言ってもダメで、お母さんでさえ何を言っても怒りは治まらず、抱き上げて怒りが治まるのを待つしかありませんでした。外出先でも家でも、理由も無く酷く怒り酷く泣くので、お母さんは、よその人から、お母さんが虐待していると思われはしないか心配な事もよくありました。勿論、本児のお母さんは、これ以上無い程、本児をとても愛しく思い、とてもとても大切にしているのですが・・・。
当所でも、最初の頃は、さして原因が見当たらないのに、しょっちゅう青筋立てて大怒り大泣きしていました。そして、足が達者で超多動で逃亡癖もあるので、ドアは鍵を締めておかねばなりませんでした。そんな中でレッスンを続ける内に、少しずつ少しずつ心が和んできました。多動で、落ち着いて物を見れない状態から、少しずつしっかりと物を見るようになってきて、笑顔も無い状態から、少しずつ笑顔が見られるようになりました。
今では、全く泣きません。逃亡もしませんので、ドアも鍵を締めなくてもよくなりました。いつもニコニコ可愛い笑顔でいる事が多くなり、言葉も発するようになり、他の人にも「こんにちわ」と、挨拶できるようになりました。逃亡が無くなり、怒り泣きが無くなり、笑顔が多くなったのは、施設でも家庭でも同じです。お母さんも、いつも笑顔が多くなりました。今後の成長がとても楽しみです。脳力開発研究所