反省して「ごめん。」と、言えました。(軽度発達障害2歳)

 普段から周りの状況を読めていて、かなり状況判断が良い○ちゃんですが、ある時、ママの大事な書類をバラバラにして散らかしてしまいました。ママが思わず、「ダメでしょ!」と、怒ったら、○ちゃんは、悪かったなという顔をして、泣きそうな小さな声で「ごめん。」と、言いました。
 いつもママが、○ちゃんが悪さをすると「ごめんなさいと、言いなさい。」と、言っていたのですが、今まで一度も○ちゃんが自分から「ごめん」と言えた事はありませんでした。
 ○ちゃんは、いつもママから言われている事をちゃんと理解していて、思わず言葉に出したようです。叱っている場面なので、褒める訳にもいかずちょっと困ったようですが、ママが感激して教えてくれました。
 「叱られて、反省出来る事」これは、出来そうでとても難しい事です。健常児であっても、育て方によっては、皆できるとは限りません。障害があると尚更難しく、障害がある為にそれだけの知的発達に到達していないと、反省どころではなく、いくら言い聞かせても糠に釘状態で、全く言う事を聞けません。ここで発達が止まると本人も周りの人も、ず?っと大変です。
 反省出来る様になると、しつけも出来ますし、集団の中に入って活動し易くなるし、社会性も育て易くなります。新しい発音も言葉も、少しづつですが、確実に増えています。今後の成長がとても楽しみです。
脳力開発研究所