お話するのが、楽しくなってきました(軽度発達障害4歳)

 以前は、なかなか音声を出してくれませんでしたが、トレーニングを続ける内に、次第に音声も言葉も増えて来て、最近では、音声に出してお話するのが、楽しくなってきました。
 今までも、表情や身振りや行動で、自分の意思を伝える事で、コミュニケーションがとれていました。しかし、やはり言葉で言ってくれないと、なかなか伝わらない事も多かったです。
 それが、最近では、言葉に出して言う事に、あまり負担を感じない程、発語機能が発達しました。そうなると、音声に出すのが苦手ではなく、むしろ、言葉で自分のしたい事が、言葉ではっきり伝わるのが、楽しいようです。
 言葉になってもならなくても、しょっちゅう、自ら発音するようになってきました。そして、伝えたい事は、何度もはっきり言います。
 単純に走っている絵を見て、私が「走る」と、言うと、本児は、「か、け」と、大きな声で何度も言いました。それは、全く違う場面で運動会でかけっこしている絵を、私が「かけっこ」と、言うのを思い出したからです。で、本児は、こちらの運動会で「かけっこ」している絵のほうが、大好きだったからです。早速、「かけっこ」をしている絵を取り出してきて、一緒に見ました。
 お家でも、ママに、自分の欲しい物を、言葉で少しづつ言うようになってきて、自分の言葉がママに伝わって、ママが応えてくれるのが、とても嬉しいようです。先日も、ママが、台所でお料理していると、「パ。パ。」と、何度も言うので、ママは、「スパゲッティが欲しいのね。」と、言って、予定変更して、本児が好きなスパゲッティを作ってあげました。(ママより)
 これまでも、本児自身でいろんな事を考えていたのですが、言葉にあまり出せなかったので、周りの人もあまりよく解ってあげれませんでした。しかし、最近、本児自身が、あまりがんばらずに発音出来るようになり、言葉を使う便利さに気がついて、楽しくおしゃべりするようになったので、ママや他の人にも、よけいに本児が考えている事が伝わり、今まで以上に、本児とコミュニケーションをとるのが、楽しくなってきました。脳力開発研究所