本児には、本当に癒されます(自閉症6歳)

 当初は、大変な怒りん坊で、理由が有っても無くても、しょっちゅう怒って泣いていました。そして、超多動で、家の中でもほとんど走っていました。まず、じっと座っている事は、できませんでした。表情も全く無かったです。
 それが、トレーニングを始めると、少しづつ変化してきました。徐々に表情が出て来て笑顔も出てきました。理由も無く泣く事が減ってきました。じっと座っていられるようになりました。
 今では、いつもとっても可愛い笑顔でみんなに愛嬌を振りまいてくれます。本児がとっても可愛い笑顔で笑いかけてくれると、みんな自然に心安らぎます。母ちゃんは勿論ですが、特に、父ちゃんが大好きで、父ちゃんの顔を引き寄せては、笑いかけ優しくキスします。が、たまに、頭突きもいきなり来るので、ご用心です(これも愛情表現の一つではありますが)。「飴と鞭です。」(母ちゃん)
 じっと座る時間も長くなり、最近では、40分位平気で椅子に座って、次々とカードを見ます。
 言葉も、ポツンポツンですが、いろんな音声を発し、時に言葉も出ます。ピンポンが鳴ったので、私が立って席を外すと、それまでご機嫌でカードを見ていたのに、「どういうこと?」と、言って、急に泣きだしました。「ごめんね。○ちゃん。」と、謝ると許してくれたようで、元のニコニコに戻りました。
 教室では、父ちゃんと母ちゃんが両脇に居てくれて、とっても嬉しそう。そして、父ちゃんも、母ちゃんも、私も、とっても癒されます。
 学校でも、先生にも、お友達にも、よくニコニコと笑って、時折親しみを込めて接し、みなさんから、優しくしてもらっています。毎日楽しく学校生活を過ごし、そしてまた、少しづつ新しい事もできるようになっているそうです。(母ちゃんより)脳力開発研究所