本児のお母さんは、本児が産まれてから障害をより良く発達させると言われているあらゆる方法を行ってきました。もちろん、特別支援学校にも毎日通ってきました。しかし、言葉の理解も全く無く、発音の基となる音声も発声できていませんでした。
それが、当所のトレーニングをはじめてから、ようやく喃語がでてきました。そして、今回さらに、初めて音声の模倣ができました。
運動をしながら、ちょうどお母さんが、「うちの子は、まだ、真似出来ませんよね。」と、言っていた後でした。突然、カードを見ながら、音声の模倣を始めました。
お母さんが、「ハイハイ。」と言うと、「ハイハイ」。軽く小さな声で言ったので、空耳かな、という感じ。
豚の絵を見て、「ブッブ?」。「ま、まさか?」お母さんと、思わず顔を合わせました。これまで、「ブ」という音声を出した事がありませんでした。
水牛の絵を見て、「ムギュウ?」。お母さん「確かにギュウ?だわ。確かに真似してる。」
他のカードでも、真似して声を出そうと頑張って口を動かしたり、似た声を出しています。
お母さんと共に、「すごい??。」大感激でした。脳力開発研究所