最初の頃は、情緒不安定で、理由がわかるときも怒っていましたが、何もなくても怒り出していました。お母さんも療育の先生も腫れ物に触るように接してきました。お母さんは、療育施設からは、本児が気に入らないことは、最大限避けるようにと言われていました。知恵がついてくると、ちょっとでも気に入らないことがあれば、怒り暴れると、大人はいう通りになるということを学習してしまったようです。我儘も入って、怒るはずの無いところでも激しく怒るので、お母さんは、益々本児に対して、益々ピリピリしていました。
最初は、こんな状態でしたが、当所では、怒る理由を考えながら接するようにしました。そして、いつも本児のご機嫌にピリピリしないで、どんなに暴れて怒り泣いても、大らかな気持ちで落ち着いて接するようにしました。同時に、知性を向上させる為のレッスンを続けました。
そうする内に、少しずつ情緒が落ち着いてきて、言葉も一切喋れなかったのが、少しずつ単語を言えるようになりました。今後の成長が楽しみです。
脳力開発研究所