3月になると、支援学校では、卒業式のリハーサルや本番の卒業式が、知的障害、情緒障害、肢体不自由、それぞれ別の日に卒業式があります。
そうすると、それまで大体決まっていた一日のスケジュールが変わってしまい、体育館が使えなくなり、学校の先生の様子や服装が変わったりします。
そうなると、一日のスケジュールをある程度覚えていて適応していた自閉症児などは、大変混乱します。スケジュールを覚えていない子どもにとっても、先生と学校の雰囲気が変わっているのを敏感に感じ取り、情緒が安定になる子が多いです。
しかし、それは、一時的なものなので、学校が落ち着いてくれば、子どもさんも落ち着きを取り戻します。
発達障害、ダウン症などで、情緒障害がある子どもさんも多いですが、日頃のトレーニングにより、不安定だった情緒が少しずつ少しずつ安定してきます。そして、学校で何か普段にないことが起こっても、根本的に情緒が安定してくることにより、落ち込み具合が軽減されます。
長期的に根本的に情緒が安定するような日頃のトレーニングが大切です。
脳力開発研究所