3年生頃から、学校の授業がほとんど解らなくなって、テストでは、問いとは全く関係のない答えを書いたり、「わかりません。」と書いたりしていました。そして、支援クラスと普通クラスに言ったり来たりしていました。算数は特に解らないので、プライドが許さないようで、算数の授業中は、支援クラスに逃げていたそうです。
プライドが大変高いのですが、勉強がみんなのように解らないので、大変ストレスを感じていた様です。当所に来られても、ちょっと見て難しいなと思うと、やる気が無いことを大きくアピールして、全く関係の無い事を次々ととりとめも無く言い続けたり、大きな声を出したり、寝転がったりしていました。
そんな状態の中で、少しずつ勉強を教えていきました。本人の情緒を鎮めるのと、2年生からの基礎から教えるのとで大変でしらが、基礎からじっくり教えていると、少しずつ本人の知性が向上してきて、6年生では、算数も国語も90点とれる様になりました。今では、支援級に行く事は無くなり、全て普通学級で過ごしています。
脳力開発研究所