最初の頃は、超多動であり、束の間しかじっとしていられませんでした。外を歩く時も、お母さんは、本児の手を握っていないと、ちょっと手が離れるとバア??ッとどこにでも走って行ってしまうので、いつも必死で手を握っていました。
教室でも、ちょっとお母さんが油断すると、バア??ッと走って行って玄関から外に出てしまうので、お母さんは、片時も気を弛められない様子でした。通園施設でも、時々教室を逃亡するし、家庭でも、お母さんがちょっと気を緩めると、勝手に家を出ていって、捜索願を出した事もありました。
こんな状態から、トレーニングを始めました。最初は、突然逃亡するので、玄関の鍵も締めておかないといけませんでした。本児の多動に付き合いながら、少しずついろんな物を見せました。その内に、少しずつ少しずつ多動が軽減してきました。
その内に、言葉の模倣が上手になり、自発語も少しずつ出てきました。他の子供さんのお母さんからも、「○ちゃん、今、しゃべった。」と、驚かれるようになりました。
今では、多動は、かなり軽減して、お母さんは、手を離して外を歩けるようになり、教室から逃亡する事も無くなったので、鍵も締めなくてよいようになりました。
本児の笑顔もよく見られるようになり、お母さんも笑顔でゆったり過ごす事が多くなっています。
今後の成長が益々楽しみです。脳力開発研究所