最初の頃は、情緒不安定で、家でも学校でもしょっちゅう怒り出して泣いていました。泣き出すと、お母さんでも先生でもどうしようもなく、本人の気が鎮まるのを待つしかありませんでした。
幼児期から、毎日、療育施設に通っていましたが、ずっと情緒不安定で、施設の指導は、なるべく本人のご機嫌を損ねないように本人が少しでも嫌がる事は、排除するように親御さんに指導していました。言葉も全く喋れませんでした。しかし、どんなに気を使って接しても、毎日、何回も癇癪を起こしていました。5歳になると、医師からは、薬を飲ませた方が良いと勧められていました。
そんな状態で、お母さんは、困り果てて当所にこられました。最初の頃は、当所でも、しょっちゅう怒り泣きをしていました。そんな中で、少しご機嫌が落ち着いたときに、知性を高めるトレーニングを行い続けました。そうすると、少しずつ少しずつ落ち着いてきて、6ヶ月も経つと、学校の先生が「最近、落ち着いてきましたね。」と、言われるようになりました。そして、言葉も出てきました。笑顔も、全くなかったのですが、笑顔が見られるようになってきました。
今後の成長が楽しみです。
脳力開発研究所