幼児期から、知的遅れを指摘されていましたが、親御さんは、取り立てて療育には行かせませんでした。小学校に入ると、国語、算数他の授業が始まります。そうすると、健常児との違いが、はっきり見えてきました。
まず、じっと座っている事自体が苦手で、学校の教室で椅子に座っていても、1時間のうちに何回も、鉛筆や消しゴムを落としてそれを拾ったり、椅子からズルズル落ちたりして、ちっとも落ち着いて座れませんでした。言葉の理解力も低いので、先生のお話をわからないことも良くあるようでした。算数も苦手で、なかなか足し算引き算を理解できなかったり、漢字も覚えるのが苦手でした。
最初は、そんな状態でしたが、毎回、具体物を示して丁寧に教えていくと、次第に理解できるようになり、記憶力も向上してきました。最初の頃は、テストも全くできなかったのですが、レッスンを続けるうちに、テストの問いを自分で読んで答えることができるようになってきました。まだ低いですが、テストも点数をとることができるようになっています。
今後の成長が楽しみです。
脳力開発研究所