発達検査表

成長記録1

Aちゃん(1歳、ダウン症)
スクール来室初日
話し方で人の感情を聞き分けることが出来るが、言葉がほとんど理解できない。
音声は出せるが、おしゃべりはできない。
殴り書きはできる。
集中力があまりない。
2ヶ月後
脚力がしっかりしてきて、歩くのも安定し、速度も速くなった。
集中力が少しついてきた。
短いが、運動の合間に、何種類ものカードを見れるようになってきた。
発語機能も急速に発達しており、時々、大人の言葉を真似て発音しようとするようになり、発語もでてきた。
理解語が、急速に伸び、「~持ってきて」と言うと、わかる物は持ってくる。
目、口、手、足なども正しく指すようになった。
Bちゃん(1歳、健常児)
スクール来室初日
集中力があまりない。気が向いたら少しだけ見れる。じっとしているのが苦手で、うろうろとあっちこっち歩き回る。
発語は少し遅いが、理解語その他は標準値。
本を読んでもらうのが好き。
目、口、耳、足等を正しく指せる。
4ヵ月後
脚力がしっかりしてきて、歩くのも安定し、速度も速くなった。
理解出来る言葉が急速に発達して、大きい、小さい、色、長い、短い等も理解できており、大人の言うことをかなり理解して行動できるようになってきた。
大人への指示も明快にするようになった。
集中力がしっかりついて、ことわざや四字熟語も好んで見たがり、説明をじっと聞いている。
発語は、まだ少し遅れ気味だが、問題は無い。
理解語は8ヶ月上の子供の標準値になった。
1年後
知性は12ヶ月上の子供と同じ。
発語は急速に伸び、4歳レベルに達した。
Cちゃん(2歳、軽度発達障害)

小児科医と市の発達検査で発達の遅れと自閉的傾向を指摘され、小学校では、特殊学級に入る可能性を示唆された。

スクール来室初日
言語理解、発語、対人関係、共に6ヶ月以上遅れており、他の能力も数ヶ月遅れている。
集中力があまりない。
1週間後
これまでどうしても指差ししなかったのが、突然するようになった。
ひらがなを少しづつ読むようになった。
1ヶ月半後
集中してじっくり物を見れるようになってきた。
理解語は5ヶ月分、発語、手の運動能力は6ヶ月分伸び、その他の能力も伸びた。
発語はオウム返しもあるが、次々と新しい言葉を理解し発語できるようになった。
4ヶ月後
移動運動機能、基本的社会習慣能力、理解語、発語は、同年齢の標準値より、数ヶ月分高度なことができるようになり、対人関係も大体追いつき、心配はなくなった。

Cちゃんは、標準より少し良く発達した健常児として評価される。ここまでくれば、大丈夫。

Wちゃん(ダウン症)
スクール来室初日(6才)
保育所に通っており、大手K学習教室に2年間通うも、効果が無かった。
理解語がほとんど無く、ことばが通じない。
発音不明瞭で2語話せる。
階段は1段ずつ足をそろえてゆっくり数段上る。
1ヶ月後
理解語、発語が少し増え、言葉が少し通じるようになってきた。
発音が少し明瞭になってきた。
以後、理解語、及び発語が急速に発達している。
4ヶ月後以降
友人のまねも上手になり、2語文も話せるようになった。
6ヶ月後
日常会話はほとんど理解できる。
次々新しい言葉を使う。
9ヶ月後
文字を少し読める。
簡単なひらがなは書ける。
走るのも速くなり、階段は2段とばしで昇り降りする。
1年8ヶ月後
発語も日々増えている。
漢字も少しづつよめるようになってきた。
他児への思いやりも見られ、周りの状況をよくわかって、みんなを仕切っている。
Yちゃん(脳障害)
スクール来室初日(2才)
多動であり、集中力は極めて低い。
表情乏しく、ほとんど笑わない。
理解語0、発語0、言葉が全く通じない。
専門家の評価では、発語は5才頃だろうと予測された。
1ヶ月後
「バイバイ」「ダメ」のような言葉が理解できるようになった。
発語は0だが、喃語で語りかける。
表情が少し豊かになり、笑うようになった。
2ヶ月後
理解語が増え、簡単な日常指示語は理解できるようになったので、言葉の指示に従って行動できる。
他児とも交流できるようになった。
親と遊ぶの大好き。
発語は5語言えるようになった。
表情が豊かになり、集中力が増し、落ち着き、多動ではなくなった。
U君(自閉症)
スクール来室初日(24歳)
教室に入室する前から、県名、地名等を羅列的にしゃべり続ける。
歩くとき、左右のバランスが少し悪い。これまでずっと、歩くときに靴と擦れ合うため右足の甲に大きな胼胝ができている。皮膚科の医師に診てもらうと、「焼けば治りますよ。」と、言われた。
何か新しいことを勧めると、大抵「いや」と言うが、目新しい物への好奇心はある。
英単語も読めて、日常生活に使う漢字もひらがなも、読み書きもできて、取扱説明書も自分で読む。
足し算引き算も縦計算で高校時代にはできていた。しかし、単純な足し算も忘れており、1000円の本と2500円の本を買うといくらかわからない。お買い物するときは、財布を開けて、店員にお金を取り出してもらう。
3ヶ月後
教室では、無意味なひとり言は、全くいわなくなった。
計算も、毎回問題のレベルを上げていって、4項4桁の足し算を暗算でできるようになった。計算力は回復してきたが、実際の買い物は難しいので、実践的な練習をしている。
右足甲の胼胝が 少し小さくなった。足が以前より上がるようになり、歩き方も改善されてきた。
絵は独特の明るいシンプルな絵を描く。
絵 画像
4ヶ月後
簡単な買い物は、自分でお金を適切に出すことが出来て、おつり計算も暗算で速くできるようになった。
絵を描いているときは、自信たっぷりで、集中して、精神的に安定している。
教室以外の生活で、精神的に動揺することがあったときは、教室に来ても落ち着かず、独り言を言ってストレスを発散しているが、教室で運動して、絵を描いているとしだいに落ち着きを取り戻す。
10ヶ月後
運動する時硬直していた右手が柔軟になってきた。
車の中でこれまでずっと緊張していたが、眠れるようになった。
Pちゃん(健常児)の成長記録
スクール来室初日(歴年齢 2才10ヶ月)
運動、社会性、言語理解、標準2才10ヶ月レベル。
発語のみ3才2ヶ月レベル。
以降、教室で遊びのようなかたちで教えたことをお母さまが家庭でも教える。
毎週、急速に発達した。
9ヶ月後(3才7ヶ月)
運動機能は年齢相応だが、言語理解、及び発語は4才8ヶ月レベル。
大人の日常会話はほとんど理解でき、四字熟語とことわざも多数、日常生活で使いこなすことができる。